セピア‐ため息の行方
「じゃあ座りましょう。花梨ちゃんと壺田さんお先にどうぞ」
  と李は花梨と壺田に促した。


「はい。ありがとうございます」
  と花梨と峻甫の二人はソフアーに並んで腰かけた。


「ねえ、花梨ちゃんと壺田さんはコーヒーで良いかしら?」
  と蛍子が言ったので


「はい。私はミルクとお砂糖両方添えて下さい!」
  と花梨が言うと


  峻甫は
「あっ、僕はミルクだけでお願いします!」
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