セピア‐ため息の行方
若い看護師に教えて貰った部屋番号は712号室だった。なので胡桃はまずエレベーターで上に上がる事にした。エレベーターまで心持ち急ぎ足で歩いて行き、ボタンを素早く押してエレベーターが下りて来るのを胡桃はじっと待った。待つ事1分余りでエレベーターは2階へと下りて来た。そしてゆっくりとエレベーターの扉が開いた。なので胡桃は下りて来たエレベーターに即、乗り込んだ。
中に入ると胡桃は前方の上にある階数の数字のランプの変化をじっと目を凝らして睨(にら)み続けていた。階数の数字のランプのオレンジ色の光はまもなく7を点滅させ、やがて7階に到着した。
胡桃はエレベーターを降りると即座に712号室の方向を確かめた。右側には『関係者意外立ち入り禁止』と言う札が立ててあった。なのでどうやら病室は左側方向に連ねているようだ。そこで早速胡桃はまず7階フロアの廊下の左側の部屋番号を一つ一つゆっくりと確かめつつ歩き始めた。
703・705と過ぎて行き712号室の番号の前で停まると、病室の入り口に書いてある名札の入院患者名を確認した。名前を見ると倉橋花梨と書いてあった。なので胡桃は軽く病室のドアをノックした。
中に入ると胡桃は前方の上にある階数の数字のランプの変化をじっと目を凝らして睨(にら)み続けていた。階数の数字のランプのオレンジ色の光はまもなく7を点滅させ、やがて7階に到着した。
胡桃はエレベーターを降りると即座に712号室の方向を確かめた。右側には『関係者意外立ち入り禁止』と言う札が立ててあった。なのでどうやら病室は左側方向に連ねているようだ。そこで早速胡桃はまず7階フロアの廊下の左側の部屋番号を一つ一つゆっくりと確かめつつ歩き始めた。
703・705と過ぎて行き712号室の番号の前で停まると、病室の入り口に書いてある名札の入院患者名を確認した。名前を見ると倉橋花梨と書いてあった。なので胡桃は軽く病室のドアをノックした。