セピア‐ため息の行方
「そっか。じゃあ私が今の会社で急に倒れて病院に搬送されて、私が膵臓癌で入院中だったのは知らなかったのね?」


「えっー?!星空って膵臓癌で入院してたの?僕この2・3ヶ月は仕事が忙しくて、改札口で偶然星空を見かけて以来星空の事全然把握出来出ていなかった……」
  と恭はびっくりして言った。


「そうか。実はねあの改札口で偶然恭とすれ違った後、私今現在働いている職場で突然吐き気に襲われ、倒れて入院したの」


「そうだったんだ。僕何も知らなかったよ」
  と言って恭は目を見開いて驚きマジマジと星空の顔を見つめた。
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