セピア‐ため息の行方
「とにかく今は何も聞かないで。お願い。取りあえず今夜は此処で泊まってね。明日からは私の親友の所に滞在出来るように手配するから」
と李は峻甫に言った。
「えっ?!だって僕は此処がどんな所かも把握してないんですよ。外の景色はまるで昭和初期の雰囲気だし、もしかして僕タイムワープでもしたんでしょうか?」
と峻甫は不安気な面持ちで聞いた。
「ええ。タイムワープとは違うんだけれど確かに此処はあなたが元いた場所とは違うわ。でも話すと長くなるの。だから日を改めて説明するわ」
と李は峻甫に両手を合わせ必死になって懇願した。
その李の必死さがようやく伝わったのか峻甫はそれ以上李に何も聞かなかった。
と李は峻甫に言った。
「えっ?!だって僕は此処がどんな所かも把握してないんですよ。外の景色はまるで昭和初期の雰囲気だし、もしかして僕タイムワープでもしたんでしょうか?」
と峻甫は不安気な面持ちで聞いた。
「ええ。タイムワープとは違うんだけれど確かに此処はあなたが元いた場所とは違うわ。でも話すと長くなるの。だから日を改めて説明するわ」
と李は峻甫に両手を合わせ必死になって懇願した。
その李の必死さがようやく伝わったのか峻甫はそれ以上李に何も聞かなかった。