好きだからサヨナラ


「ありがとうね」

「……っ」

お礼を言うと、突然千佳ちゃんは泣き出した。

え? どうしたの? 俺、なんかした?

とりあえず持っていたポケットティッシュを渡すと、千佳ちゃんは涙を拭き、鼻水をかんだ。

< 35 / 48 >

この作品をシェア

pagetop