好きだからサヨナラ
千佳ちゃんの態度


「……」

「……」


黙ったまま二人で歩く。

落ち着きなくそわそわした千佳ちゃんの、ぎこちない笑顔。

時が経てば経つほどに、沈黙は重苦しくなっていく。
それはもう、呼吸すら躊躇うほどに。



こんな不自然でぎこちない俺たちだけど、実は付き合って2ヶ月になる。

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