Rain
…それから三沢に連れられ、私が来たのは、外の体育倉庫だった

「…何?話って?……しかも、こんな所まで連れてきて…」

私は体育倉庫の中に入ると、三沢に尋ねた

すると三沢は私から目をそらし小さく笑いながら言う

「…わりぃ……話が話だからさ…人がいる所はちょっとさ…」

そう言って、三沢は小さく笑いながら、私の方を見て言った

「…本條、俺、ずっと本條が好きだったんだ。
俺と付き合ってくれないか?サッカー出来なくなっても本條が俺と付き合ってくれるなら、俺……」

そう言って、三沢は私の肩を掴み、すがるような目で見てきた











…やっばり
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