Rain
先生の家に着き、緊張で震える手でチャイムを押すと、中から出てきた先生が優しい笑顔で迎えてくれた

「…いらっしゃい」

「…お邪魔します」

そう言って、中に入ると、相変わらずのモノトーンのリビングが見えてきた



…この部屋には、前にも来た事がある

でも、あの時とは、気分が全然違う

今日は、あの時と同じ部屋の筈なのに、何だかキラキラして見えた



「…ダージリンで良い?」

「…あ、うん!」
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