Rain
そう問い掛けてみても、何も答えてはくれない美雨さんに、私は更に続けた

「……美雨さんから、雪を奪って………それだけじゃない。
雪と美雨さんの夢でもある教師って職業を奪いそうにまでなってる……

そんな私を恨んでますか?」



そう呟いた時、私の目からは涙が溢れ出してきた

「……ごめんなさい。
………ごめ…んなさ………私の……私のせいで……私が、雪に告白なんかしなければ………私が、雪の事を好きにならなければ……………私が、雪に会わなければ」

私が嗚咽しながら、必死に声を絞り出し、そう言った時だった


















『雪の事、もう1度、笑わせてくれてありがとう』


















そんな声が聞こえた気がした―――…





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