Rain
「……美雨さん!?」

慌てて振り返ってみるけれど、そこには当然、誰もいなかった―――…

「…美雨さん………」











そう呟いたのを最後に、私は走り出した






こんな事をしている場合じゃない




先生はこうしている間にも、学校でたった一人で戦い続けているんだ




今、先生を支えられるのは、味方になれるのは、助けられるのは―――







――私しかいないじゃない!
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