Rain
手紙は、そこで終わっていた―――…





読み終えた私の目からは、止めどなく涙が溢れていた






…泣いてるかって?

…怒ってるかって?


そんなのどっちもだよ!

先生のバカ!



私は、強くなったし、優しくなったから大丈夫だって?



そんなの、先生に出会ったからだよ!

先生がいなかったら、私は、強くもないし、優しくもない、ただの弱虫だよ!

















……だけど…



……だけど…







―――強くなる










先生が側にいなくても、強く生きてみせる










だって、先生が私の事、強いって


優しいって



言ってくれたんだから―――










先生が思っている通りの女の子になれるように頑張る
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