君 色 の 扉




秋になると、マラソン大会が毎年恒例の行事の一種だった。

私は、走ることが苦手で、人前で走ることが嫌だったから、今までは保健室でサボっていたのだが、偶然、保健室の先生が出張で保健室の鍵が開いていなかった。



だから、サボることが出来ずに、渋々マラソン大会に出場しなければならないはめになってしまったのだ。




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