不良様と生徒会長様!



「何かあったら連絡ちょーだい。すぐに駆け付けるから。」



「それは、男のセリフだから。律も何かあったら連絡してね?」




そう言うと、律はニコッと笑い椅子から立ち上がると手を振りながら帰ってしまった。僕は、椅子に座り飲み残していたお茶を飲み干した。



やることもないので、部屋に篭り音楽を聴きながら課題を進めることにした。
ヘッドホンから流れる僕の大好きな曲。意外とロックとか好きなんだよ、僕。





「…あれ?コレ…。」




課題をしていると、机の端にキラリと輝くシルバーのネックレスが置いてあるのに気がついた。手に取ると、赤いストーンが埋め込まれた十字架がとってもかっこよくてすぐに律のだと分かった。




「LINEしないと…。」








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