不良様と生徒会長様!


曲を止め、LINEで律にネックレスを忘れてると送るとすぐに既読がついて返事がきた。画面に現れた「今行く」の文字。



帰ったばかりなのに…。明日、言えば良かったかな?まぁ、良いか。大事な物だったらあれだし。リビングで待ってよ…。





自分の部屋から出て、リビングのソファーに座り律を待つことにした。





ーピンポーン




インターホンが鳴り、急いで玄関のドアを開けると息を切らした律が立っていた。中に入れると、息を整え始めた。




「悪い…。置いたままだったわ。」



「ううん。こっちこそごめん。帰ったばっかりなのに。」



「いや、大丈夫。」



「あ、コレ。」




ネックレスを律に渡すと、律はホッと安心したようにため息を吐いた。すると、何か思いついたのかポンッと手を叩き僕にネックレスを投げた。



「ちょっ!」



「おー、ナイスキャッチ!それ、あげるわ。」







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