不良様と生徒会長様!
「は?大事な物じゃないの?」
「んー。いや、自分で買ったもんだよ。似たやつあるし、あげる。」
キャッチしたネックレスをじっと見ていると、律は僕の手から取り後ろを向かせると、何も言わずネックレスを首につけた。
首に下がるネックレス。律はニコニコと僕の顔を見ている。僕はちょっと嬉しくて、律と一緒に笑う。
「あ、メッチャ可愛い!写メ撮ってええ!?待ち受けにするから…はっ!駄目だ!!待ち受け見られた瞬間、世界の人間がこの可愛さに惚れてしまう!!!」
「うるさい!!」
「ギャン!!何すんだよ!」
駄目だ。妄想がパワーアップしてる。可愛いと思ったのが悪かったよ。