不良様と生徒会長様!
どんだけ顔見せなくねぇんだよ…。てか、死んでるみたいにピクリともしないんですけども。
「おーい、起きろー…。」
掛かっていたブレザーを剥がして、体を揺らすと眉間にシワを寄せながら「んっ」と声をもらした。
「八神って女顔だなー。居るだけで私に対しての嫌味だろ。」
睫毛なげぇ…。羨ましいんですけど!なんでこんなに長いの?何でこんなに顔整ってるのー!!?
「ねぇ…、何で居るわけ?」
「ぷぬこのりととてよぬう(プリント届けに来た)」
何故か思いきり頬を片手で掴まれた私。八神は、凄く眉間にシワを寄せながら私を睨んでいる。
そんなに私が嫌いなのか…!それとも、ブレザーを取られたのが気に食わなかったのか…!!