不良様と生徒会長様!


ーやっと泣き止んだかと思えば、目は赤くなって少し腫れていた。泣きすぎた。泣きすぎたもんだから新のシャツは少し濡れている。



「大丈夫?」




「おう、大丈夫。」




温かいコーヒーを注いで、私にコーヒーを渡した新は心配そうに私を見ながらイスに座った。


私と新は黙ってしまって、部屋には時計の針の音しか響いていない。


なんか、新の前で号泣したの恥ずかしくて何か目合せづれぇ…!いや、目合わせれる程綺麗な目じゃないけども!絶対にこの目と合ったら呪われるで!?マジで!!




「…その…。化け物みたいだね。」




「それ、今あんまり怒れないわ。本当のことだもんな。うん。」




怒りたいけど怒れないんだけど!もうそんな気分じゃないんだもん。もう、泣きつかれた。







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