不良様と生徒会長様!
「…まぁ、律が泣いてるの見れて良かったよ。可愛かったし。」
「Sかお前は!!てか、殴るぞ!?」
嬉しかねぇんだけど!全然嬉しくない!可愛いとか普通はキュンとかくるんだろうけど、私キュンってならんけど!キュンじゃなくてイラッってきたからね!?
「やっと元の律に戻ったね。」
「は?まさか…。」
「フフっ、やっぱりいつもの律の方が良いよ。」
可愛く笑う新に胸が高鳴る私。ドキドキしすぎて気持ち悪くなった私は、思いきり机に額を叩きつけた。すると、新はすごい驚いた顔をしながら思いきり私から離れた。
「う、うわぁ。」
「…おい、何でそんなに離れてんの?え、私変人じゃないから!元はといえば、お前のせいだからね!?」
「…あ、うん。そーだね。僕のせいだねー。」
「明後日の方向見るのやめてぇぇぇ!!!」