不良様と生徒会長様!




真顔のまま違う方向見る新の肩を掴み、ガクガクと揺らすと新は見たことない様なアカン顔になった。アカン顔というのは、白目だよ。あ、言っちゃった。




「ちょっ、待って…。吐きそうだから…さ…。」



おおっと、私ってはお茶目さん♡



自分で言っといてなんだけど、キモいから取り消しで!取り消しで!!記憶から抹消して!!




新を開放して、叩きつけた額を摩りながら座り直した。新は、本当に吐きそうなぐらい顔色が悪いがゆっくりと座って私と向き合った。





「…明日、黒崎と決着がついたらデートに行こう。」




「それ、今言う!?顔色悪いお前に言われても嬉しくない!」




「良いから。デートに行くよ。だから、無事に決着つけてよ?」




「…分かった。」










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