不良様と生徒会長様!
どんどん私に近づいてくる琉希。私は、肩を抑えながら琉希を睨みつけた。すると、琉希はまたクスクスと笑い始めてしまった銃をまた取り出した。
「まぁ、そんなこと言ったら私も弱い人間なんでしょうけど。さぁ、どうしますか?その怪我では何も出来ないでしょう。」
「っ、なめんじゃねぇよ。お前みたいな奴に負けてられっか…!」
トンファーを取り、攻撃をするが軽々と避けられた。私は、ヨロヨロと立ち上がり走り出すと琉希に蹴りを入れる。だけど、また避けられて逆に腹を殴られる私。
本当に容赦ねぇな…、クソ野郎…!こっちは、一応女だっつうの!
「夜琉が死んだのは、貴方のせいですよ。貴方も大切な存在が出来て弱くなった。そして、どうしようも出来ずに泣くだけだった。」
『夜琉…!夜琉っ!!』
「っ…。」
今、一瞬だけどあの時の記憶が…!くそっ、頭ガンガンしやがる…!
「責任を感じて、死のうと思った。だけど、死ねなかった。」
「うるせぇ!!黙れ!!」