不良様と生徒会長様!
「あ、おーい!2人ともー!」
「律、遅かった…ね…?り、律と良太…?」
私の初女物の服装と良太の女装を見て驚く2人。いや、真司は良太の姿を見てニヤニヤしている。
「おい、あの姉妹可愛くねぇ…?!」
「俺、あのカッコイイ方だな…!」
何か言われてるな…。ま、私達じゃないだろ!良太は可愛いけどな!
「…早く行こっ、律。」
「へ?ちょっ、」
少しムスッとした新が私の手を引いて歩き出す。ヒールのため歩きづらい。それに気づいたのか、我に返ったようにハッとして歩くスピードを遅くする新。
「ごめん、ヒールだったね。」
「いや、良いよ。さ、行こうぜ。」
「姉ちゃん。行こうぜじゃなくて行こうだよ。」
「は、はい…。」
お前は私の教師か何かか。怖いんだけど、何か。そして、何故新は不機嫌なの?まさか、この格好が似合わないからか!マジか!なら早く着替えなければ…!