不良様と生徒会長様!
「待った?」
「ううん。今、来たばっか。そろそろ帰ろっか?」
「そうだな。」
新と手を離して、良太と手を繋ぎ歩き出す私。後ろを見てみると、何やら話している真司と新が見えた。話の内容は全然聞こえないけど、なんか言い争っているように見えた。
「姉ちゃん。こんな時に言うのもなんだけどさ…。あの喧嘩の後に黒崎から連絡があったんだけど。」
「琉希から…?なんかあったのか?」
「ううん。ただ、お礼を言っておいてくれって。まぁ、すぐに切ったけどね。」
アイツ、大丈夫かな…。てか、私に言えばいいじゃんか。友達なのにさ!
「今度、2人で会いたいって。」
「分かった。」
何かあったのか…?まさか、「やっぱり友達にはなれない」っていう事だったらどうしよう!!私の友達が減っていくぅぅぅぅ!!!