不良様と生徒会長様!
「別に普通に行けばいいじゃんか。」
「…行けませんよ。普通になんか。」
「…そっか。んじゃ、行くか。」
私と琉希は、喫茶店から出てコンビニでコーヒーを買うとタクシーを捕まえて墓地へと向かった。その間、私たちに会話は無くて気まづかったが、琉希は少し緊張しているようだった。
「お2人さん、着いたよー。1200円ねー。」
「おっちゃん、ありがとね!」
お金を渡しタクシーから降りると、ゆっくりと夜琉の元へ向かった。夜琉の墓石からは、街の景色が見える。墓石の前で腰を下ろしてコーヒーを置いた。
「夜琉、久しぶりだな。今日は、琉希も一緒だぞ。」
「…。」
琉希は、黙り込んで私の隣に立っている。私は、琉希の手を下から引っ張り腰を下ろさせた。すると、覚悟を決めたようにゆっくりと話し始めた。
「…今まで来れなくてごめん。私がこんな所に来て良かったか分からないけど…。来れて良かった。」