不良様と生徒会長様!
「でも、正直墓参りに来るの嫌だったんでしょ?しばらく来てないもんね。」
「バレてたか…。偉そうなこと言っといて私が墓参り来れてないとかバカだよな…。」
ここ何年か墓参りに来てない。いきなり来たくなった。なんでか怖くなった。実言うと、私の代わりに墓参りに行かせたかったのもある。
「でも、良いじゃん。来れてさ!」
「うん。」
私と良太は、手を繋ぎ大分先の方で騒ぐ3人を見つめながらゆっくりと歩き出した。
あの3人、めっちゃ仲良くなってるし…。ていうか、何してんだよ墓地で。騒ぎすぎだろ。まっ、琉希が楽しいそうだし良いか。