不良様と生徒会長様!



あの女子たちは止められない…。そして、スカートから逃れられない。




「律、居る?」




「新!」




ひょこっと廊下の方から顔を出したのは、めっちゃ会いたかった新だった。今まで書類を整理していたのか、メガネをしたままだ。




「今日は、一緒に帰れる?」




「あー…。ねぇ、今日帰れるかな?」




女子に聞くと「今日は大丈夫!」と言われたので、新にOKサインを出すと新はニコッと笑った。そんな新を初めて見た女子たちは、鼻血を垂らして倒れた。




ああぁぁぁ!!!!皆が新の可愛さに気づいてしまったぁぁぁぁ!!!!




「新!早く帰ろう!!早く!!」




「えっ?ちょっ、引っ張んないでよ!」




私は、自分のカバンを持ち新の腕を引きはや歩きでその場を逃げた。腕を引かれて驚く新。後ろで何か言っているけど、私はクラスメイトから早く逃げたかったのだ←























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