不良様と生徒会長様!
教えてくれてもええでしょーが!おーい!教えてくれたまえよー!
「…ていうか、ミニスカとか禁止だからね。」
「何を求めているの?私がスカート?やめてくれよー!こんな醜い大根脚見せても得にならないぞー?そして、見せた奴らは死ぬぞー?」
そう言うと、新は哀れそうな目を私に向けながら長いため息をついた。
え、なんで私哀れな目で見られたの?なんで、長いため息をつかれたの?私なんかしましたかー?新くーん?こっちがため息つきたいんだけどー!!
「鈍感なのかバカなのか分からないよね、律って。」
「喧嘩売ってんの!?」
「別にー。」
人差し指を立てて唇に当てながらニコッと笑う新は、本当に女の子の様で私はドキドキして顔を赤くしてしまった。