不良様と生徒会長様!



「…。」




ーグイッ




「へっ?ん!?」




顎を上げられたと思ったら、目の前には新の整った顔があって唇と唇が重なっているのが分かった。驚きすぎて動けずに、ゆっくりと唇が離れる。




「…はい、戻っていいよ。」




「ちょっ、今の何なの…!?」




「何って、キスだけど。」




「それは分かってるから!!」






なんでしたの!?こんな所で!!てか、ケロッとしてるなよ!!ぶん殴るからね!?てか、キス禁止!!!禁止にするぞこらぁ!!!




「顔上げないほうが悪いんでしょ。」




そう言って、私の顔面に飛んできたバインダーを拾いパンパンとホコリをはらった新。私も制服を叩き立ち上がった。


















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