不良様と生徒会長様!



先輩、興奮気味で言うのやめてください。先輩の貫禄からして怖いですから。ゴリラが迫って来るみたいな?あ、ゴリラは私だ。テヘペロ★




「出るんだったら、僕先輩たちに言ってくるから。律は、早く教室に戻って文化祭の練習しなよ?」




そう言って、ニコッと笑うと速歩きで3年生の教室がある3階へと行ってしまった。私は、軽くため息を吐き自分の教室へと戻った。





「やめろぉぉぉぉ!!!」




教室に入るとすぐに、真司の悲鳴が教室に響いた。真司は、文化祭当日に着る衣装を無理矢理女子達に着せられて嫌がっているのだ。しかも、ゴシック系じゃなくてピンクと白のフリフリロリータ系でウイッグも被るらしくて、めっちゃ大きな女の子の姿になっている。



「律ぅぅぅ!助けてくれぇぇぇ!!!」




「ひぃ!!そんなカッコでしがみつくなアホが!!気持ちわりぃし!!」






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