不良様と生徒会長様!
面白そうに逃げる真司。私は、着物なのであんま走れなくて角を曲がろうとした時、着物を踏んでしまい前に倒れそうになった。すると、前から来た人物に倒れ込んでしまった。
「いてててっ…、ご、ごめんな…あ、新!!」
「…何その格好。」
私の格好の見て、不機嫌そうに聞いてきた新。私は急いで退けて立ち上がった。
「文化祭の衣装…デス。」
「…写真撮っていい?」
「嫌だわ。」
嫌って言ってんのに何でケータイ構えてんの?え?話通じてないの?新の後ろの方で真司がニヤニヤしてこっちを見てるんだけど。
「新、撮んなって…!」
ケータイを取り上げようとした時だった。肩まで出ていた着物がズルッと落ちて、下着が丸見えになりそれを見ていた新と真司が顔を赤くして私を見ている。
「〜〜見るなぁぁぁ!!!」