不良様と生徒会長様!
「お前のこと一生忘れないかんなっ…☆」
「勝手に殺すな!早く助けろよぉぉぉ!!」
「地獄耳っ!」
自分、ボソって言ったつもりだったんだけど!こんな騒がしい中、良く聞こえたな!その耳どーなってんの!?
ー・・・
「ー・・・疲れたぁぁぁ。」
1日目が終わり、制服に着替えた私は1人教室に残っていた。明日は、あの花魁もどき衣装。死んでしまうのは確実だ。もう、逃げてしまいたい!そして、ファッションショーなんか滅びてしまえよ!!
「律、帰ろ。」
「新くんや、ちこう寄れー。」
丁度教室にやって来た新を手招きし、不思議そうに寄ってきた新に抱きついた私。その行動に驚いた新は、「は?」とマヌケな声を出した。
「エネルギー補給?」
「…そんなに疲れたわけ?」
「地獄の様でした。」