不良様と生徒会長様!
「…はい、お終い。」
やっと離れて、私は力が入らずそのまま机の上に寝転がり紅くなった顔を隠した。キスマを付けられたところは、火傷したように熱くて痛い。
「何、誘ってんの?」
「誘ってる訳ねぇだろ!!クソ変態!!」
何真顔で言ってんだよ!コッチは、心臓バクバクなんだよ!どーすんのキスマ!絶対見えるじゃん!!明日、花魁姿なんだぞ!?太もも出てるの!なのにキスマがぁぁぁ!!!!
「これで悪い虫が寄ってこないね。さぁ、帰ろうか。」
私の腕を引いて、鞄を持ち歩き出す新。私は、乱れた髪を整えて抵抗せず付いていく。心臓がバクバクして気持ち悪い。
「なに、怒ってんの?」
「怒ってんに決まってんだろ!こんなにキスマ付けて!」
スカートを捲りながら怒ると、新はプッと笑い写真をパシャリと撮った。
「パンツ見えるよ?」
「今の写真消せよ!クソ小悪魔!!」