不良様と生徒会長様!

ファッションショー

・律side・




今日は、文化祭最終日。現在、花魁姿でやってます。平和かなぁーって思ってたらヤンキーに絡まれました。




「君可愛いねー。良かったらさー、俺達と遊ばないー?」




「ちょっ、離してください…!」




腕を掴まれて離れられない状態の私。こんな所で問題起こしたら先生達に何言われるか分からない。文化祭が中止になったら元もこうもない。




「おい、アンタらソイツ離してくれません?」



「誰だテメェ。」



「真司!」




真司が私の腕を掴んでいた男の手を掴んだ。男は、真司にイラついたのか睨みながら私を引き寄せた。




「ひっ!」




太股を撫でて、気持ち悪く上半身を触ってくる男。私は抵抗できずにいた。




「客を殴っていいわけー?この文化祭潰してやろうか?あぁ?」





「っ。」





挙げていた拳をさげて、男を睨む真司。私は我慢できず、男の股間を蹴ろうとしたその時。男は悲鳴をあげてその場に倒れ込んだ。





「お客さん、うちの生徒に何か御用でも?」




「あ、新…!!」




男を蹴ったのか片脚を軽く上げたままの新。不機嫌オーラを漂わせながら私をちらっと見て、男の方に視線を移した。





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