不良様と生徒会長様!
それから、何事もなく文化祭は進みあっという間に後夜祭になった。私は、制服に着替えて体育館に向かい衣装に着替えると3年の先輩にメイクされて舞台裏に向かった。
「律、着替え終わった?」
「…新…ですか?」
「なんで敬語なのさ。」
目の前に立っている女の子は、本当に新なんでしょうか。茶髪のロングのウイッグに可愛らしいメイク。ミニスカから覗く白くて細い脚。完全に女の子だ。
「律、性別間違えて産まれてきたよね。」
「その言葉そのまま返す。」
なんで神様はこんなに意地悪なんだ!!新と性別変えて欲しいんだけど!!そしたら、こんな可愛い子毎日襲うのに!!!←
「…襲うとか死ねばいいのに。」
「やべっ、口に出てた!」
「…ハァ…。」
ため息吐かないでー。すっごく傷つくから。貴方のため息、すっごい破壊力だから。