不良様と生徒会長様!
「ところで、登場するときどうしたらいいんだろ。」
「普通にでいいんじゃない?」
「じゃあ、手でも繋いで登場するか。」
そう言って手を繋ぐと、新は驚いたように私の顔を見てすぐに恥ずかしそうに俯いた。可愛すぎて今すぐ写メ撮りたい衝動に駆られた。
「2人とも出番よ。」
「はい。新、行くよー。」
新の手を引いて幕から出ていくと、生徒たちが騒ぎ出して流れる音楽が聴こえなくなった。目の前には、良太と真司、琉希、高橋がいた。
「姉ちゃーん!カッコイイよー!!」
「性別変えろー!!」
真司、お前は本当に殴られたいんだな。よし、後で殴ってやろう。ありがたく思え!