不良様と生徒会長様!
片付けを終えて、南雲と共に家に帰った私。鍵を開けて中に入ると、バタバタと足音をたてながら新がやって来た。
「おかえり律。あれ、その子…。」
「律先生の生徒の南雲彼方です!今日は、泊まらせてもらうことになりました!」
「あぁ、さっき言ってたやつね。早く入りなよ。」
「はい!」
2人並んでリビングに向かう姿を見て、兄弟みたいで笑ってしまう。身長あんま変わんねぇんかい。いや、南雲の方が大きいな。
「可愛いぃぃー!!」
「あー、あー!」
律紀を抱っこしながら、楽しそうに騒ぐ南雲。そんな南雲を私たちは眺めていた。
「落とすんじゃないぞー?」
「そんなことしないですよ!ねぇー、律紀くん!」
本当の兄弟みたいに見えるわ(笑)まぁ、教え子は皆子供みたいなもんだけど。