不良様と生徒会長様!




なにそれ。そんなこと思ってたの?僕はこんなに好きで、ずっと一緒にいたいって思ってるのに。律は違うの?




「律がそんなこと思ってたなんてね…。僕だけ好きだってことか…。」




「…じゃあ、行ってくる。」




律紀を降ろして、家から出ていった律。不思議そうに僕を見ながら何か言っている律紀。僕は、ズキズキと痛む胸を抑えながら座り込んで静かに泣いた。





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