不良様と生徒会長様!
「僕、帰る…。何か疲れたし。」
「私もだわ…。ま、お前狙われてるし気をつけろよ…。」
私たちは別れて家に帰る。家に着いて、ドアを開けるとワンコ(良太)がタックルしてきたので、軽々とよけてリビングに向かう。
「律、お帰り。」
「母さんか…。ただいま…。」
黒いエプロンをした女の名前は、水無月呉羽[みなづき くれは]。私の母親で黒風の8代目総長だ。可愛い系よりカッコイイ系の母親だ。
「風呂入ってきな。相当疲れてるみたいだしね。」
「じゃあ、俺も姉ちゃんと入る!」
死ね、マジで。そして、生き返るんじゃねぇワンコよ。てか、お前何歳だよ。お前、14(中学3年)だろーが。