不良様と生徒会長様!

「体育で怪我したんですー。何か問題でもー?」


「ふーん…。」


八神は、無表情で返事をしながら私に近づいてきた。近づいてきたと思ったら頬を撫で始めた。その行動に私の体がビクッと反応した。



「な、何してんだよ!」


「何でだろうね。」


「は?」



どうした急に。何でずっと私の頬撫でてんの?何でそんな見たことない顔してんの?え、私はどうしたらいいんですか!?



「僕、最近おかしいのかもね。君が傷つくとか考えると、胸が痛いんだよね。」


「…は?」



「これって何だと思う…?」



「なっ!」



人形の様に整った顔が私の顔に近づいてきて、私は顔を紅くした。しかも、八神の手は私の肩を掴んでいる上に太ももに膝を乗せてるために動けない。絶対に動いたらキスしそうだし…!





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