不良様と生徒会長様!
「教えてくんない?」
「し、知らないから!だから、離れろっ!」
胸板を押してもピクリともしない。身長低くても体が細くても男なんだ…。って、近い!!顔が暑いんだけど!火出そうなんですけど!!
「ねぇ…。」
耳元で呟く八神。私は、何も言えなくなってギュッと目を瞑った。
何なの今日は!これってどうすればいいの!?誰か助けてぇぇぇぇ!!!!
「…好き。」
「さよならぁぁぁぁぁ!!!!」
私は、馬鹿力で八神を引きはがして全力疾走で保健室から出た。叫びながら走ったので、生徒たちに凄い顔で見られながら屋上に着いた。
「ハァ、ハァっ」
やばいよ。逃げてきちゃったよ。すげぇ、馬鹿力で引きはがしてポイってしてきたけど大丈夫だったかな…。いや、だって恥ずかしかったんだもん。いや、あんなの初めてだし…!!