不良様と生徒会長様!
白に近いピンクのアイシャドウに薄焦げ茶のアイライン、長いまつ毛にピンクのチークに赤いリップ。the女子みたいだ。
「流石我が娘。可愛くなってるわー。」
「に、似合ってないじゃん…!気持ち悪い!」
「何言ってんの!可愛いわよ。」
肩に手を置いてニコッと笑いながら言う母さん。すると、母さんは私の腕を引いて、部屋から出るとリビングに入った。すると、ソファーにはかっこよくなった八神が座っていた。
黒いVネックのTシャツに黒いデニム、プレートネックレスに黒いスクエアメガネをかけた八神。私は、そのかっこよくなった八神を見て鼓動が速くなった。
「良太の服借りたんだけど…。どうかな?」
「め、めちゃくちゃ似合ってる。」
「そう?水無月も可愛いよ?」