不良様と生徒会長様!
「ここじゃなんだから、ちょっと屋上行くべ。」
「お、おう。」
気持ち悪い鈴木真司の後を追い、屋上に向かった私。屋上は、とっても日が射していてめちゃくちゃ暑いので日陰に入って話すことにした。
地面に座ると、目の前に座った鈴木真司。その顔は、見たことないぐらい真剣な顔をしている。
「あのよ、驚かないで聞いて欲しいんだけど…。」
「おう?」
「俺…、お前の弟と付き合ってんだ。」
えぇ?聞こえなかったんだけど。耳遠いのかなー。え?付き合ってる?弟と?え、良太と付き合ってる?ツキアッテル?TUKIATTERU?
「ハァァァァっ!?」
「いや、驚かないで聞いてくれって言ったろ!」
「あ…。それって本当なのか…?」