不良様と生徒会長様!
そう聞くと、ゆっくりと首を縦に振った鈴木真司。私の脳内は真っ白になる。
え、良太は男なんですけど。付き合ってるって…。あの、世の中ではホモと言われている…。マジで?それで合ってます?┌(^o^ ┐)┐ホモォ・・・で合ってます?
「お前が反対なら別れる覚悟は出来てる。男同士とか気持ちわりぃもんなっ。」
「いや、気持ちわりぃわけねぇだろ。」
私の言葉が予想意外だったのか、目開きながら口をパクパクと動かす鈴木真司。私は、そんな鈴木真司にお構いなしに言葉を続ける。
「恋愛に性別なんて関係ない。別に反対なんてしないって。」
「い、良いのか…?」
「別に?私、そんな偏見とか無いし。話ってこれだけかー?私帰るよー?」
「あ、おう。」
「さいならー」と手をヒラヒラ降って、屋上を後にした私。階段をゆっくり降りながら、私は少し泣きそうになる。
いや、悲しいとかじゃなくて嬉しいんだ。あの良太が性別は同じとは言え、恋愛が出来るようになったんだ。
姉は、今最高ですよ!幸せですよ!人目を気にせずに泣けるぜ!!!