不良様と生徒会長様!
「んじゃ、帰りは気をつけて帰るんだぞー?」
「さよーなら」
HRも終わり、ゾロゾロと生徒たちが教室から出て家に帰る。私は、迎えを呼んで車を待ってることにした。車を待っている間、運動部たちの声や吹奏楽部の楽器の音が聞こえてきた。
「よく部活入るよねー…。」
私は、高1の最初らへんまで暴走族"黒風"の10代目総長をしていた。私もよく分からないけれど少し有名だったらしい。
まぁ、今じゃ11代目が"黒風"を仕切ってるからもう関わりは無いけど不良たちは私が10代目だったことを知ってるから、どんな奴でも敬語使ってる。