不良様と生徒会長様!


「どうも初めまして、元黒風10代目総長…。私の名前は、黒子洸太といいます。」



「黒子洸太…?!」



「あぁ、そこの男は私の影武者。本当の黄蝶の9代目総長は、この私です。」





まさか、私は影武者とずっと戦ってきたのか…!?じゃあ、夜琉を殺したのは本物じゃなくて偽物の黒子洸太だったのか…。





「貴方にはもう用はありません。もう2度と私の前には現れないことですね。次は、息の根を止めますから。」



その言葉を聞いた影武者は、ナイフを地面に落として倉庫から出ていってしまった。残ったのは、ボロボロの八神と私…。そして、本当の黄蝶総長の黒子洸太だけだ。下っ端たちは、気を失ってる。





「私が歩くことを禁止された後、影武者を雇って私の代わりにやらせていたんですが最近随分勝手なことしてたみたいでしたから、近いうちに黄蝶を潰そうと思ってたんですけど…。ちょうど貴方が来てくれて、手間がはぶけました。」



「潰すってどうやって…。」



「さぁ?」




コイツ、敬語のうえに優しそうに見えて殺気がすげぇな。コイツただもんじゃねぇ。



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