不良様と生徒会長様!
「まぁ、告白の返事もしねぇといけねぇし…。行ってくるわ。」
「おう。じゃあ、始業式になー。」
鈴木真司と別れて、私は八神の家に行くことにした。
告白の返事?返事は、yesだよ。ついこないだまでnoだったんだけど、アイツに何かあったらめっちゃ心配だし近くに居ると胸が破裂しそうなぐらい痛いし…。自分でも気づかないうちに好きだったらしい。乙女か私は(笑)。
「お、着いた。」
八神の家に到着して、インターホンを押す。すると、ドアがガチャッと開いて八神がひょこっと顔を出した。八神の顔は赤くて、額に冷えピタを貼っている。
「何で、いんの…。」
「鈴木真司から八神が風邪ひいたって聞いてさ。看病しにきたのと、返事しにきた。」
「そう…。入って。」
中に入り、ヨロヨロと歩く八神の後ろをついて行く。私と八神は八神の部屋に入り、ベットに腰掛けた。
「で、返事は…。」
「あー…。その、私で良ければ付き合ってくれない…かな?」
あー!!なんか恥ずかしい!!ガラにもなく、顔赤いわ!!てか、無言とかやめてぇぇぇぇ!!めっちゃ、勇気出したよ?勇気出したから無言はやめてぇぇぇぇ!!
「その…、いいの?僕なんかでも。」