不良様と生徒会長様!
「で、今日は泊まっていってくれるの…?僕、律と一緒に寝たいんだけど。」
「んなこと言ってもなー。母さんたちがなんて言うか…。」
ナイスタイミングで律のケータイが鳴り響いた。律は、通話ボタンを押して耳に近づけるとケータイの向こうから良太の声が聞こえてきた。
本当にナイスタイミングでかかってきたな…。なんか凄いね、良太って←。
「今日さー、新の家に泊まってもいいかー?あ?何だよその即答は!あー…、わかったよ。んじゃーな。」
通話が終わり、ケータイを乱暴にベットに投げつけてため息を吐く律。僕は、訳がわからず首を傾げた。すると、律は頭を掻きながら「今日は泊まる」と言ったので、僕は心の中でガッツポーズをした。
ナイス良太!今度なんか奢る!いや、奢らせていただきます。
「とりあえず、今日は服貸してもらうわ。」
「うん、いいよ。」