不良様と生徒会長様!





「え?僕を殴るの?」



上目遣いで見てくる新。私は、その眩しい瞳にKOされて壁に何回も頭を打ち付けた。
やべぇ、痛いわ。頭割れそうだわ。これ、血出てない?出てないよね?大丈夫だよね!?




「…こっわ。」




「てめぇ、誰のせいだと思ってんの!?お前の上目遣いの破壊力がやばかったからこうなってんの!気づいて、小悪魔が!!」




「あー、幻聴が聞こえるー。」





私は、そっぽを向いている新の頭を叩こうとした時、新にではなくて私の頭に痛みがやってきた。




「付き合って早々に何やってんのー?」




「り、良太!お前、姉ちゃんの頭を叩くとは何事だ!」




「ごっめーん、お姉ちゃん♡」





あ、何でもないです。その♡だけ仕舞ってもらっていいですかね?はい、♡はもう二度と出さないでください。200円あげるからさ。













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