不良様と生徒会長様!
「出来たぞー!」
夕飯が出来上がり四人で一斉に食べ始めた。鈴木真司…、フルネーム疲れたからもう真司でいいや。真司は、私たちの前で良太とイチャイチャし始めたので私は顔面を一発殴ってやった。
「律って料理上手いんだね。てか、ゴリラァって料理出来るんだ?」
「何でゴリラを発音良く言いやがった。てか、なめてんの?年上なめとんの?」
「コラコラ、折角付き合ったんだから喧嘩しない!」
良太に止められて、舌打ちしながらお互い顔を逸らす私と新。良太と真司は呆れたように笑っていた。
「で、お前らは親には言ったのか?男同士で付き合ってるって。」
「俺はまだ言ってないけどねー。真司はご両親は居ないからさ。」
「そう…。私はお前らが男同士でもお前らが付き合うことは認める。だけど、"俺"の弟を泣かせたらお前は海に沈めるからな?」