不良様と生徒会長様!
ーガチャ
「ちょっと、急に風呂に入って…。」
「…クソちびがぁぁぁぁ!!!」
ドアが開いたかと思ったら、固まったまま私の体をガン見する新が視界に入り、急いで体を隠す私。すると、新が無言で近寄ってきて服を着たまま風呂に入り始めた。
「な、なな何してんだ…!!」
「へぇ、律って案外スタイル良いんだね。」
まじまじと舐め回すかのように下から上に視線を動かす新。私は恥ずかしくなり、顔が一気に熱くなった。目の前に新で、自分の格好は裸。この時間は死ぬまで黒歴史で終わるだろう←
「く、くくくクソちびがぁぁぁぁ!!!早う出ろぉぉぉぉ!!」
「グフッ」
思い切り腹にブローを入れた私。その叫びがシスコンの良太に聞こえたのか、鬼の形相で風呂に入ってきた良太に新を任せて静かになった風呂場で小さくため息をついた。