【空色の未来[海色の過去]】
≪第6章 甦る記憶の欠片≫
美緒side
プルル~♪プルル~♪
携帯が五月蝿い…
きっと凪からだ…
たっぷり寝た私の体はそれでも重たく
ダルさが引かなかったけど、
鞭を打って電話を取った
「…もしもし」
「あっ、美緒か?
ハァー…お前電話に出ろよ」
「ごめん…」
「まぁ良い」
凪ぎが電話してくるってことはこんな安否の確認だけじゃないよね
「用は何?何か連絡したかったんでしょ」
「あー、昼飯用意したから来い、それだけ。」
ハー…全然お腹すいてないのにな
「いらな…「喰えよ、狼牙さんに言われてんだ」
狼牙、凪にまで言ってるんだね
「分かった…すぐ行く」
これ以上行かないって言うとわざわざここまで来て無理矢理連れてかれそうだから…
それに、凪が狼牙に怒られるしね…
私は起き上がって、屋上の出入口に向かった
「なぁ、美緒…」
後ろから涼介の声が聞こえて振り向かずにその場で足を止めた
「俺はお前が姫になるんだったら
許せる気がする………。
だから、その、宜しくな。」
私はやっぱり振り向かずに
「よろしく…」
それだけ言うと私は出てった
プルル~♪プルル~♪
携帯が五月蝿い…
きっと凪からだ…
たっぷり寝た私の体はそれでも重たく
ダルさが引かなかったけど、
鞭を打って電話を取った
「…もしもし」
「あっ、美緒か?
ハァー…お前電話に出ろよ」
「ごめん…」
「まぁ良い」
凪ぎが電話してくるってことはこんな安否の確認だけじゃないよね
「用は何?何か連絡したかったんでしょ」
「あー、昼飯用意したから来い、それだけ。」
ハー…全然お腹すいてないのにな
「いらな…「喰えよ、狼牙さんに言われてんだ」
狼牙、凪にまで言ってるんだね
「分かった…すぐ行く」
これ以上行かないって言うとわざわざここまで来て無理矢理連れてかれそうだから…
それに、凪が狼牙に怒られるしね…
私は起き上がって、屋上の出入口に向かった
「なぁ、美緒…」
後ろから涼介の声が聞こえて振り向かずにその場で足を止めた
「俺はお前が姫になるんだったら
許せる気がする………。
だから、その、宜しくな。」
私はやっぱり振り向かずに
「よろしく…」
それだけ言うと私は出てった